【日本の朝ごパン】カネカ 廣田京さん
2014.12.25
カネカ 廣田京さん
㈱カネカ食品事業部販売促進第2グループ販促企画チーム所属。
多角的にベーカリーを分析した情報を顧客先へ提供したり自社商品のプロモーション等を行う。
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私は1日3食パンなんです。会社でパンを試食する日も多いので3食以上食べる日もあります。そんな私の朝ごパンを「ありのままに」ご紹介しますね。
平日の朝は、すぐに済ませられる簡単な食事です。パン、ハム、バターを組み合わせたシンプルなもので、作って食べるまでに3分とかかりません。ただし、重要なのは食材全て、私が美味しいと思うものを揃えていること。食べている間は、私にとって時が止まる至福の時間。その他に野菜ドリンクや水、あればフルーツ等を一緒に食べます。
ハム類は通信販売を利用してまとめ買いして冷凍しておきます。バターはパン専用。風味が落ちるので冷凍しておき、少しずつ使っています。
前日までに買っておいたパンをトーストせず生のままで食べます。パンは焼かないで食べることが私のポイント。焼かない方がパン本来の味を楽しめるからです。
バゲットやカンパーニュなどのハード系の、かみしめた時の甘みや、コクがずっと後に広がっていく感覚が好きで、味わい深く、飽きません。時間を置いた方が、酸味がまろやかになって美味しいこともありますが、皮と身の食感の差がはっきりしている状態のうちに食べ切りたいと思います。
休日はゆったりとした時間のなかでブランチを作ることが多いです。写真はピザ。ピザ生地を発酵させている間にサラダやソース、スープなどを作ったり、家事を済ませます。ビデオを見ながらのんびり食べています。
パンを合わせる料理にこだわりはありませんしパンを和食で食べることにも抵抗がありません。すき焼きとパン、納豆とパンなど、焼き魚とお刺身以外何でも合わせます。パンだけ食べると野菜が不足しがちなので意識して摂るようにしています。
実は大学までパンが好きではなかったのですが、大学時代運命的な出合いがありました。あるパン屋さんのパンがとても美味しかったのです。いろいろなパンが食べたいと思うようになり次第にはまっていきました。
好きなお店は全国にいろいろあるので、絞れません。カイザーゼンメルならここ、関西ならここ、というように。パンを買った後、私は宅急便で使われている6号サイズの箱に入れて慎重に持ち帰っています。
パンは美味しいだけではなく、いろいろなストーリーを持っています。それを知るのも好きです。シェフの腕次第で、レシピ通りに作ってもその味にはならない。とても魅力的な食べ物だと思います。
(2014年12月25日号「パンニュース」に掲載)