1994年大会
前年夏に主催者の一人であるMOFのクリスチャン・ヴァブレ氏から、社団法人日本パン工業会あてに本大会への招待状が届き、参加の承諾の返事を出してから、わずか6ヶ月という短期間で結成された4人(補欠1名含む)の選手団。
大会に先立って2月20日にフランス入りした選手達は、パリ南東部郊外のイースト工場スプリンジェールのベーキングセンターにてトレーニングを行った。朝6時に起床して、夜中の11時から12時に戻るという、ハードトレーニングを5日連続で行い、最終日には、制限時間の1時間オーバーで作品を仕上げられるまでになった。いよいよ3月1日の本番を待つばかり。試験会場が、日本の選手が使い慣れていたボンガード社製のオーブンのあるブースに当たるという幸運もあったが、前日の綿密な打合せのおかげで見事8時間の制限時間内に作業を終える事ができた。
結果は初出場ながら、芸術的装飾パン部門で優勝、総合でも3位だった。
日本選手の成績
1994年
(株)ドンク 岡田 重雄(チームリーダー) バゲット及びパンスペシオ
(株)神戸屋 古川 明理 芸術的装飾パン
(株)神戸屋 河上 洋一 ヴィエノワズリー
※会社名は入賞当時の会社名です。
結果:総合 3位 芸術的装飾パン 部門表彰
部門別表彰 |
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バゲット及びパンスペシオ フランス ヴィエノワズリー スペイン 芸術的装飾パン 日本 |
総合順位 |
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1位 スイス 2位 フランス 3位 日本 4位 ベルギー 5位 オーストリア 6位 アメリカ 7位 デンマーク 8位 イタリア 9位 スペイン |