過去の大会賞歴

2012年大会

2012年本選に向けての日本代表選手決定!

代表選手 2009モバックショウ会場(インテックス大阪2/25〜28)で行われました、2012クープ・デュ・モンド日本代表選手選考会において代表選手が決定しましたのでご報告します。
代表選手は2011年のアジア予選を経てフランス本戦に挑みます。これからも、選手たちに熱い声援をよろしくお願いいたします。

審査風景

代表選手


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2012クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー

2012年本選への出場決定!

アシア代表選手 クープ・デュ・モンドアジア予選である「ルイ・ルサッフル・カップアジア大会」が2011年5月26日〜28日中国にて行われました。
初日出場は、日本・ヴェトナム・インドネシア・フィリピンの4カ国。
二日目は韓国・中国・オーストラリア。
審査員は4名。フランス・スペイン・アイルランド・スウェーデンの方々でした。
会場は材料・機械などレギュレーションに記載されているものが無いなど中国事情が反映されていました。
日本のブース設備は中国製で充分な設備ではありませんでしたが、健闘し、2012年3月の本選出場権を獲得しました。
本選出場権は日本と韓国の2カ国、チャレンジチームはオーストラリア。

各国レベルは思った以上に高くなっている様子です

結果

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2012クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー

日本チーム、2012年大会で10年ぶり2度目の世界一!

2012年3月4日〜7日、パリで開催されたCoupe du Monde de la Boulangerie(クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー、ベーカリーワールドカップ)において、日本代表チームが10年ぶり2度目の優勝を果たしました。
■畑仲 尉夫 (はたなか やすお) キャプテン
叶_戸屋レストラン キッチン横浜店チーフ|ピエス・アーティスティック担当
■佐々木 卓也 (ささき たくや)
潟|ンパドウル 製品開発課主任|ヴィエノワズリー担当
■長田 有起 (ながた ゆうき)
叶_戸屋レストラン キッチン藤沢店ベーカリーチーフ|バゲット、パン・スペシオ担当
■成瀬 正 (なるせただし)
日本代表チーム監督

日本チーム

・今大会は2012年3月4日から7日まで、フランス・パリ 北部「ノール見本市会場」で開催された製パン関連業界 の展示会EUROPAIN(ユーロパン)の会場内で行われました。

・初日出場は、フランス、イタリア、台湾、ペルーの4ヶ国。
台湾チームは電気トラブルのため午前5時の開始から 1時間半にわたり作業に入ることができなくなるという トラブルに見舞われたものの、50分の追加時間内に 作業を終了させ、前大会2位の底力を見せつけました。
優勝候補と目されていたフランスチームは、前日に1選手が指に怪我を負ったことで調子を狂わせたのか、まさかの時間オーバーとなりました。イタリア、ペルーも時間オーバーとなり、大会は波乱の幕開けとなりました。

・2日目はアメリカ、スウェーデン、韓国、セネガルの4ヶ国。
フランスと並び優勝候補のアメリカは安定した戦いでギャラリーの注目の的。完成後には観客に対して作品を丁寧に紹介するなど、自己PRに余念がありませんでした。スウェーデン、韓国も時間内にまとめ、前日と比較し高得点が期待される展開に、わが日本チームは大いに刺激を受けました。

・そして日本チームが出場した大会3日目。残る3ヶ国はオランダ、ポーランド、コスタリカ。
フランス、アメリカに並ぶギャラリーを集める日本チームへの注目度が際立ちます。ブース前では成瀬監督が常 に選手を見つめ、逐次指示を出します。選手もそれに応え、余裕とチームワークが感じられる日本チーム。
12時40分、規定時間を20分残し無事に作業完了。その後の日本チームによる作品プレゼンテーションでは、畑仲キャプテンが飾りパンの中央に据えた鶴を「絆の強い鳥」と表現。日本応援団は自ずと1年前の震災を思い出し、日本は負けない、必ずや優勝を、との想いを新たにします。

・3月7日最終日。結果発表が始まります。30分前には既に観客で埋め尽くされた会場。司会進行の挨拶の後、審査員が入場します。
・なお、審査員は出場国以外の8ヶ国(スイス、スペイン、ギリシャ、ベルギー、オーストリア、カナダ、ウルグアイ、オーストラリア)が担当しました。

・主催・協賛企業幹部の挨拶に続き、ついに結果発表。会場の緊張は頂点に達します。
・第3位、”TAIWAN!” 台湾チームと関係者から歓声が上がります。トラブルに見舞われても初出場の前回(2位)に続き表彰台を死守した台湾チームは素晴らしい。
・第2位、”USA!” 優勝を確信していたのか、台湾ほどの拍手は起こりません。むしろ落胆の様子…。

・ここで日本チームに期待と不安が交錯します。日本はまだ呼ばれていない…優勝か? いや、日本が優勝するとアジア2ヶ国が表彰台に…やはりその可能性はないのか?
・そして優勝の発表。”Le vainqueur(勝利者)”は…、”Japon!”

・選手・監督と同時に日本応援団も喜びを爆発させます。抱き合う選手たち…。会場のあちこちで日の丸が振られる中、司会に招かれ、4人は表彰台の頂点へ…。

・審査員によれば、上位3ヶ国は僅差ながら、わが日本チームは作業の正確さ、芸術性、スピード、チームワークが審査員の全員一致で高く評価され、2002年以来2回目の優勝を果たしました。

・なお、各国の順位は下記の通り。
優勝 日本、2位 アメリカ、3位 台湾、4位 スウェーデン、5位 フランス、6位 韓国、7位 イタリア、
8位 オランダ、9位 ポーランド、10位 ペルー、11位 コスタリカ、12位 セネガル。

・晴れて優勝し、次回大会へのシード権を獲得した日本。次回はアジア・オセアニア地区予選を経ず本選からの出場となります。しかし今回ルールを適用すればシード国は初日に本選出場となり、事前に器材の状況を確認することはできません。
・東日本大震災から1年。ベーカリーの世界でも日本の真の実力が今後問われることになります。

日本チーム優勝