2008年大会
今大会は、開催まじかになって大会規定が大きく変わり、たとえば従来のように代表選手の出場国から審査員が出るのではなく、出場国以外からの7カ国から選ばれた実行委員が務めた。このため大会開催の直前まで情報が得られず、審査基準と乖離をきたした点は否めない。また競技会場に用意された小麦粉は、選手がこれまで手にしたこともないタイプ65だった。
そうした中で日本代表選手3名はよくその力を出し切ったが、出場12カ国中6位という不本意な結果となった。前回優勝のアメリカが4位に沈み、初出場の台湾が2位に入るなど、いろいろな意味でエポックメーキングな大会となった。優勝は4大会12年ぶりにフランスが獲得、2位台湾、3位イタリアの順。
2010年は新たに「第1回シャンピオナ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」が開かれ、今回各部門で高得点を得た12人が出場する(ほかの選手は未定)。その後2012年にクープ・デュ・モンドが開催されるが、日本チームはアジア予選から闘うこととなる。
日本選手の成績
2008年
ドンク 西川正見(チームリーダー) パン
帝国ホテル 渡部賢一 ヴィエノワズリー
神戸屋レストラン 山崎彰徳 飾りパン
結果:6位 ※写真をクリックすると拡大表示します
総合順位 |
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1位 フランス 2位 台湾 3位 イタリア 4位 アメリカ 5位 オランダ 6位 日本 以下 ポーランド スペイン スウェーデン トルコ メキシコ |