2002年大会
初出場からおよそ十年。今大会はまさに日本にとっても転機となった大会に違いない。また参加国も南米はウルグアイ、アジアからは韓国、北欧からはフィンランドがそれぞれ初出場。多彩な顔ぶれとなった。国内予選でも、海外で働く日本人からも応募があるなど、例年に無く盛り上がり、最終審査であるモバックショーでの実技審査も、9名が熱戦を繰り広げた。また今まで選手の監督役として、バックアップしてくれたピエール・プリジャン氏(レストラン「シェ ピエール」オーナー)は、今回参加12カ国から派遣されてくる審判団のまとめ役である審査委員長に任命された。開催も冬から春に変わり、パリにマロニエの花が咲く頃に本選が行われる。
今回のパリでの事前トレーニングでは、3部門の時間をどう配分するかということに費やされた。調整は簡単ではなかったが、最終日には8時間以内におさめることができた。今回は、300人のサポーターが大挙競技会場に訪れ、選手達に声援を送る。これまでにない援軍だ。彼らの声援をバックに選手達は、本選を戦い、8時間以内に無事全ての工程を終えた。いよいよ結果発表。結果はなんと総合優勝!選手と応援団は、歓喜に湧いた。
日本選手の成績
2002年
(株)帝国ホテル 山風イ二(チームリーダー) ヴィエノワズリー
(株)ドンク 菊谷 尚宏 バゲット及びパンスペシオ
(株)神戸屋レストラン 渡辺 明生 芸術的装飾パン
※会社名は入賞当時の会社名です。
結果:優勝
総合順位 |
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1位 日本 2位 アメリカ 3位 ベルギー 4位 フランス 5位 スイス 6位 イタリア 以下不明 ウルグアイ 韓国 アイルランド オーストリア フィンランド ポーランド |